2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

悩む。

■原稿進まず悩む。ユベルマン「不定形の類似」を読む。こちらも相変わらず読みにくい文章で悩む。

見た映画。 ■『ロシアン・エレジー ELEGY FROM RUSSIA』(1993) 監督/アレクサンドル・N・ソクーロフ →現在死ぬ間際にある人物の過去の記憶を写真の連続によって辿っていく。この写真の連続によって映画を構成する方法は、「ラ・ジュテ」とよく似ている。…

■セシル・ソレル →『ドキュマン』第6号「人間の姿」の図版の一枚。右上の人物は当時舞台女優として超有名だったセシル・ソレル。

お買い物

■三宮へ。 『知覚の宙吊り―注意、スペクタクル、近代文化』を買いに行ったら、その横にこんなものが・・・ジョルジュ・バタイユの“不定形”の美学作者: 江澤健一郎出版社/メーカー: 水声社発売日: 2005/08メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ…

「痙攣的な美」

■アンドレ・ブルトン「痙攣的な美」における記号論的な一貫性とは? →ブルトンは著書『狂気の愛』のなかで、「痙攣的な美」あるいは「驚異的なもの」というシュルレアリスムの中心的な理念について語っている。シュルレアリスム的な美であるこの「痙攣的な美…

KIDさん→観た。 オントロギーさん→ラスカル 倫理哲学論考さん→良き詩。 エイナス・ジョイスさん→3点 阿保さん→リポD飲んで! アルミの太鼓さん→痛いところ。 アントニオ・眠りさん→『ミスター・フリーダム』を見よ。

[映画]

ヴァンダの部屋 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2004/11/05メディア: DVD購入: 4人 クリック: 91回この商品を含むブログ (69件) を見るフォンタイーニャス地区というポルトガルのスラム街を撮影したドキュメンタリー/フィクシ…

雑誌『ミノトール』

■雑誌『ミノトールMINOTAURE』(1933-39)全13号 この雑誌は、アルベール・スキラ(Albert Skira,1904-1973)を監修として、ブルトンを中心にしたシュルレアリストたちの協力のもとで出版される。編集者は1-9号:E.テリアード、10-11号:ブルトン、エリュアー…

語から視覚へ

■ダミッシュの論文「語から様相へ」を読み返す。 →これもひとつの視覚論といえる。 □調べもの:カール・ブロースフェルトとバタイユKarl Blossfeldt: Art Forms in Nature作者: Georges Bataille,Gert Mattenklott出版社/メーカー: Schirmer Mosel発売日: 20…

読書会2

■カント読書会 →ほぼ二ヶ月読んでみたが、それなりに楽しめた。誰も詳しくカントを知らないから、「わからないものはわからない」みたいな楽観的な姿勢で読めた。要は、テクストの上で勝負すればいいだけのこと。テクストに書かれていることを正確に読み取れ…

読書会1

■ユベルマン「ナナフシの逆説」読書会(京都) →ユベルマンの議論の面白さは、視覚に対して触覚を特権視するというような単純な議論ではない。例えば、ビバリウムを覗き込んで、ガラス板を叩きながら何がいるかと探していると、突如その叩いている手の間近に…

ディディ=ユベルマン

朝から雨降って、足元見たらカタツムリ。 →しばし観察してみたけど、あんまり動かない。当たり前か・・・。 ■ディディ=ユベルマンの文章をいくつか読む。 →「コンタクト・イメージ」を読んでも思ったのだが、彼は『ドキュマン』における写真について多く言及…

いろいろ。

■いろいろ論文を読み漁る。 「ピカソの名において」(クラウス) 「デカルト的透視法」(小林康夫) ハル・フォスター『Compulsive Beauty (October Books)』 「書評Georges Didi-Huberman, Devant le temps」(森本庸介『西洋美術研究9』)。 →ハル・フォ…

「シュルレアリスムの写真的条件」

■少し文章を書き始める。 ・・・すぐにとまってしまった。 で、クラウス「シュルレアリスムの写真的条件」をもう一度読み直すことに。 一年前と同じ問題に引っかかってしまった。 【簡単な要約をひとまず】 →クラウスの言うように、シュルレアリスム写真は、…

保健室の写真。

■例えば、 小学校の保健室に掲示されていた「皮膚病患者の写真ポスター」や、「喫煙による肺の害の写真ポスター(ミミズとかネズミの写真)」は妙にリアルで痛々しく、小学生の僕にとって、それはあまり見たくない、何か恐怖を引き起こすような写真であった…

ひとまず『伏目』終了。

■ひとまずジェイ『伏目』を読み終える。 ユベルマンの議論を受けつつ、写真と触覚性についていろいろ調べてみる。

ライカと二人で。

■昨日はユベルマン「ナナフシの逆説」読書会。その後送り火へ。いろいろな方のお話しを聞かしていただいた。聞いてばかりでうまく返すことができなかった。 その後、泊めてもらった家で一人で寝ることに。…寂しく思ったのかライカが相手になってくれた。 し…

シュルレアリスム写真とドキュメンタリー写真

■ひとつ考えなければならないのは、 『ドキュマン』のなかで、ボワファールの足の親指の写真をシュルレアリスム写真(クラウス)として考えても、そのほかの写真、例えばハエの写真や煙突の写真も同じようにシュルレアリスム写真とは言えないのではないかと…

窓。

■ルネ・マグリットの「窓」 「人間の条件Ⅰ(1933)」 「アルンハイムの領地(1949)」 「ユークリッドの散策」(1955) →シュルレアリスム絵画とって窓は、現実と想像、前景と背景、外部世界と内部世界の間にある変わり目、あるいは識閾の面として、重要なテ…

今日見た映画全身小説家 [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2000/11/24メディア: DVD クリック: 85回この商品を含むブログ (47件) を見る→井上光晴が癌で死ぬまでの5年間を記録したドキュメンタリー映画。・・・・と思っていたら、それはすべてフ…

テクストとイメージ

■次の発表に向けて 前回の写研の発表で考えたような、レイアウトだけで『ドキュマン』を分析していくのには少し無理があるように思う。もう少しバタイユの議論を受け入れて、個々の写真を分析していく必要がある。 ということで マーティン・ジェイ『伏目』…

神戸観光

約一週間ほど、東京から友人が遊びに来ていた。ということで接待するも、神戸は特に行くところもなし。 散々悩んだ挙句、最近やっていないことをしようということで、ゲーセンに行ってみる。 スト2をやってみたが、二人目で負けてすぐに飽きてしまった。次に…

オオサマオオエダナナフシ

「ナナフシの逆説」虫がいっぱい出てくる。・・・ナナフシ、タランチュラ、クサリヘビ・・・まだまだ ↓世界一長いナナフシ、「オオサマオオエダナナフシ」を発見。すごい名前。 http://www2.dewa.or.jp/shane/030429o.htmああ、またバイト。

「ナナフシの逆説」を半分ほど訳出。 結構面白い。 夜はバイト。

ディディ=ユベルマン

■セミの鳴く暑苦しい中、ユベルマン「コンタクト・イメージ」の読書会。 何とか読み終える。 →結論としては、コンタクト・イメージとは手と眼の摸索的な弁証法だということ。つまり、触れるか触れないかの[見るか見ないか]の狭間で揺れ動く視覚的触角[触覚的…

勉強会

■昨日のフットサルのため、すこぶる調子が悪い。体は痛いし、眠いし。そのようななか、今日はフランス語勉強会の続き。 テクストはこれ。エリアン・エスクバ『美学』。 http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2729817468/qid=1122995217/sr=1-2/ref=sr_1_8_…

『野生の思考』

■ずいぶん前に買って、なかなか読めなかった。 レヴィ=ストロース『野生の思考』 →ordre/famille/genre/espece/variete (generique/specifique、general/special) 基本的な分類。