2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

恐怖ギャラリー (リイド文庫―Leed horror bunko)作者: 日野日出志出版社/メーカー: リイド社発売日: 1998/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る日野日出志の恐怖マンガは見た目からなんか変な人物が登場する。楳図の場合と違って、パロディ的…

秘密の=衣服を脱いだ思考

◆ジャン・リュック・ナンシーの論文「La pensee derobee」を読み始める。La Pensee Derobee作者: Jean-Luc Nancy出版社/メーカー: Editions Galilee発売日: 2001/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る「私は娼婦がド…

古賀新一と楳図のまんがは、恐怖の題材からすればよく似ているように思えるが、キャラの書き方、とくに眼の書き方がまったく違う。楳図のマンガでは眼が大きく、そして目は輝いている。そして恐怖の場面では焦点が合っていないぐらい黒目が大きい。これはつ…

第八回視聴覚文化研究会

■視聴覚文化研究会・オムレツ大会 「視聴覚文化研究会」と看板立てたら、耳の聞こえない人のためのセミナーに来たというおばあちゃんが乱入してきた。ある意味正しい選択。 『オクトーバー』誌「視覚文化についてのアンケート」(1996)の議論を元に今一度、カ…

バタイユのエロティシズムは本当にエロいのか?

◆京都セーカ大で授業をしてきました。 18時からだと思ってたら、17時30分からだったので少し焦ってしまった。 今回は原稿を用意したが、原稿があったらあったで不便なことも起こった。できればないほうがいいと思う。論文的な文書で書いたので授業は、途中で…

◆明日京都セーカ大学で一コマだけ授業をさせてもらうことになりました。内容はエロティシズムについてお話しするつもりです。急に電話がかかってきて決定した話なので、どこの教室でどういう人が聴講するのかもよくわかりませぬ。…まーいつものことなので問…

視聴覚文化研究会 共同研究会

■視聴覚文化研究会・オムレツ大会 日時:2007年6月23日(土)午後1時〜5時(あるいはエンドレス) 場所:西宮市民会館アミティホール四階小会議室A※会場は12:50開場です。アクセスマップ 視覚文化の好きな人々が集まった研究会という批判を受けて、それに…

著作権シンポ

◆著作権シンポに行ってきました。 現在において当然とみなされている作者-作品、あるいはオリジナル/コピーというのは、西洋の近代の美学的、資本主義的な論理によって生み出されたものにすぎず、その枠組み自体をもう一度問い直す必要がある。また増田さん…

バタイユのエロティシズム論において問題なのは、その議論が、自分の経験的な部分から出発しているため、結局それを引き起こす対象については曖昧なことしか言っていないということ。バタイユが内的体験を喚起する対象イメージは、いくつかあげることができ…

エロティシズム

◆エロティスムという語が現在どう使われているのか調べている。 辞書で調べてみたら、何らかの対象に備わっている性質というのと主体が引き起こす性的衝動という大体二つの意味があるみたいで、結局主体と客体(対象)のどちらにも使っているようだ。 辞書 フ…

第1回SFHTP大会

第一回SF・ホラー映画研究会(第1回SFHTP大会) 今回見たのは結局9本。その中で一番人気はイタリアホラーの『サスペリア』。前評判通りというところか。最初の10分のシーンで音楽と映像(クローズアップ)でうまく恐怖感が表わされている。殺人シーンなどを過…

第一回SF・ホラー映画研究会

■第一回SF・ホラー映画研究会 麻疹の人を偲んでやります。 目標10本。明日の午後からたこ焼き食いながらやりますので。僕の予想では「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト 」が一番当たりなはず。だってトマトが襲ってくるわけだし。

グローバル・スタディーズ講座

◆西谷修さんのレクチャーを聴講。 戦争・経済・メディアという観点から、如何にして現代の戦争(テロとの戦争)がこれまでの戦争とは異なり、戦争を自己肯定的に承認するグローバル的な戦争へと変っていったのかを批判的に考察している。その最も、重要な契機…