2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

■最後にこれ斬首の光景作者: ジュリア・クリステヴァ,塚本昌則,星埜守之出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/01/24メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (18件) を見る

『美学芸術学論集』第3号:修正と訂正のお願い

■訂正と修正のお願い 『美学芸術学論集』第3号(2007)の私の論文 「ジョルジュ・バタイユにおける形態の弁証法―雑誌『ドキュマン』における「人間の姿」―」 において、引用の間違いのご指摘を頂きました。こちらに修正箇所をあげさせていただきます。 本文39…

開いてみましょう

■次この本を開いてみる開かれ―人間と動物作者: ジョルジョアガンベン,Giorgio Agamben,岡田温司,多賀健太郎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/07/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 20回この商品を含むブログ (43件) を見る極論すれば、本書は動物と…

パルス

視覚論 (平凡社ライブラリー)作者: ハルフォスター,Hal Foster,榑沼範久出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/04/09メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 24回この商品を含むブログ (31件) を見る原稿が止まってしまったので、必死で三宮に買いに行った。表紙…

◆ウメズ『漂流教室』 今回はウメズ『漂流教室』で発表。 問題は主に二つ。ひとつは、ウメズのコマ割の非運動性とそれをある意味助長する反復的な「過剰さ」を明らかにすること、そしてもうひとつがヘビ女シリーズ以来のウメズマンガにおける大きな眼の描写の…

マーティン・ジェイ『伏目』できになったのは、宗教的体験と幻視的な「光」との関係について。どういう意味で引いてきたのかようわかん。参考文献をとりあえず挙げておく。 The Mutable Glass. Mirror-Imagery in Titles and Texts of the Middle Ages and E…

第九回視聴覚文化研究会

◆告知 第九回視聴覚文化研究会 日時:2007年7月21日(土)14:00〜16:15 会場:同志社大学(今出川キャンパス)明徳館3Fメディア教室 発表時間:14:00〜15:00、15:15〜16:15 発表者及び発表タイトル: 1. 「サウンドスケープ再考:音の環境をめぐる人類学的考…

藤子不二雄Aの「笑ゥせぇるすまん」で、喪黒が「ドーンン!」ときめポーズをするとき、その主人公の驚きの顔は、ウメズの驚きの顔とは似ているようでまったく違う。カトウさんが書いているように瞳の大きさや黒色の割合が違う。 第35話 「愛妻写真」:写真に…

◆ウメズの「恐怖マンガ」 ウメズは自分の作品を怪奇マンガとは呼ばずに「恐怖マンガ」と読み替えたことによってウメズの漫画家としてのキャラを確立したと言われている。これは自身の作品を「物理的恐怖」から「心理的恐怖」へと転換していったと語られる際…

ゴースト・オブ・マーズ [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2005/09/28メディア: DVD購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見るジョン・カーペンター監督。タイトルどおり、火星人のお化けというぶっ飛…

上を向いて歩こう

◆東京:表象文化学会に行って来ました。 ウメズ論は、『イアラ』『おろち』『猫目小僧』を中心に、ウメズマンガの物語における語り手の脱境界的な描き方によって、読者を如何に「心理的」恐怖へと導くのかというもの。主人公(おろち、猫目小僧)は、一方で当…