shirime2004-10-21

この写真は、シンガポールで購入したタバコ。他の写真については以下のサイトを参照(http://www.pat.hi-ho.ne.jp/ten250/biyou/singapore.html)タバコの規制に厳しいシンガポールでは、2003年8月からこのような喫煙の害に対する警告の表示と写真の添付が義務付けられている。しかしながらこのようなイメージが実際禁煙活動に結びついているとはあまり感じられなかった。というのも町をきれいに保つために、シンガポールではいたるところに灰皿が設置されている。その数は日本の設置数よりはるかに多い。しかし多くの人々が灰皿の周りに集まってタバコをふかしている光景は日本とあまり変らないような気がしたからである。


ここで問題となるのは、この写真とタバコを吸うということに果たして結びついているのかということ。つまりイメージと身体の問題。写真というイメージの鮮鋭性が禁煙という行動に結びついているのか。日本人の私の眼から見て、それは事実完全に成功しているとは思えない。…このようなことを思案しつつも、この写真のイメージの面白さにタバコを購入した自分に気づかされる。違う意味でイメージと身体が結びついている・・・。