2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

また京都。

■京都へ。 イブ・ミショーの著作のタイトルでもある「芸術の危機」というのは、わかったようでわからない言葉。現に今もいたるところに「芸術」は存在している。そのため、実はここで彼が問題とするのは、「芸術の危機」ではなく「芸術〈表象〉の危機」。つ…

修論に向けて。

修論をそろそろ書かないといけないのに、先が全く見えない。今問題なのは、『ドキュマン』がどういうふうにして読まれたのかということ。これは民族誌と雑誌(テクスト/イメージ)の問題でもある。これを考えるためには、どうしてもカール・アインシュタイン…

■ドゥルーズのベルクソンの差異についての文章を少し読む。後はバタイユに関する論文。 両方ともよくわからないまま一日終わり。

「他者による承認」

■コジェーヴ →コジェーヴが「他者による承認」と主張するとき、その他者とは一人を想定しているのか、それとも複数の他者(群集)を想定しているのかということには注意して読む必要がある。ジラールの「欲望の三角形」だと、複数の他者を想定していることに…

オススメ

■朝からバタイユ関連書を読んで昼からパノラマ授業。〔触覚的視/視覚的視〕はいつかやらねばならないな。今はお預け。その後韓国料理。プルコギの案はあっけなく店員に却下され、「オススメ」の韓国鍋になる。でも店員のコメントは前と同じだった(今まで3…

トロカデロ

■次は、トロカデロ民族誌博物館表象の植民地帝国―近代フランスと人文諸科学作者: 竹沢尚一郎出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2001/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る→明日図書館に借りに行く予定。 ■後はひとまずこれ…

エコエコ。

まずは、フランスのエコミュゼについて調べてみる。『エコミュージアムへの旅』驚いたのは、このエコミュゼを提案したのが、『ドキュマン』の執筆者の一人であり、トロカデロの副館長でもあったジョルジュ・アンリ・リヴィエールだったということ。後はフラ…

まずオリエは、この章のタイトルとなっている「〈sur/on〉=〜に関する」の意味について述べる。オリエによれば、〜に関して「記述すること」、「語ること」、「研究すること」とは、その対象にある確固とした形式を与えることを意味している。つまり、ディ…

解説1

■今日はひとまずオリエを読み返す。問題は、バタイユの視覚論なのだが、ここでは全くそれは問題となっていない。この先さらに読み進めようか、それとも違う論文を読もうか悩むところ。 ■1972年のカッセル「ドクメンタ展」とパリの人類博物館について少し調べ…

再びオリエ

■ドゥニ・オリエを読む。Against Architecture: The Writings of Georges Bataille (October Books)作者: Denis Hollier,Betsy Wing出版社/メーカー: MIT Press発売日: 1992/02/25メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る→…

■奥崎謙三もの2本。ゆきゆきて、神軍 [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2000/11/24メディア: DVD クリック: 60回この商品を含むブログ (111件) を見る→原一男の作品では4本目。奥崎の思想的な内容に関して一言。「知らぬ存ぜぬは許しません。」…

『NANA』

■バイト中に『NANA』を読む。 →読んでいると、警備のオヤジが知った顔して「ナナといえば・・・」と読書の邪魔をしてきた。「ナナといえば、あれだよ」とAV女優の**ナナのことを語りだした。今日返却してきたものらしい。聞きたくはなかったけど、最近のオ…

ゼミ。

■ゼミ。1930年代ごろの映画を対象とした映画における音楽〔対話などの声、音楽、効果音〕の発表と、コンセプチュアル・アートの「脱物質化」への反論として提示されたテクノロジーに関する論文の紹介。 →前者のアルトマンの論文に関しては、1930年代というサ…

最近見た映画 『ボウリング・フォー・コロンバイン [DVD]』『マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人 1 [DVD]』『GHOST IN THE SHELL 2 INNOCENCE INTERNATIONAL VER. [DVD]』『』『』 →マイケル・ムーアの作品を立て続けに見てると少し…

また京都。

■昨日 昨日は京都の大学の授業を受けに行く。テキストはイブ・ミショー『芸術の危機』。授業の雰囲気としては、先生一人が盛り上がって生徒は静かな感じ。折角面白いテキストなのに少しもったいない気がした。 ■内容 アヴァンギャルド運動が盛んなフランスの…

メッセで読書会。

■メッセンジャーで読書会をやってみた(話の流れじょうこうなった。) →こういうととき、速くタイプを打てる人はうらやましい。僕が今書こうとしたのに、先にやられてしまったみたいなのが何度かあった。あせって速く打つと今度は誤字脱字が混じってしまうし…

カント・へーゲル読書会終了

■へーゲル読書会&フランス語勉強会 カントとへーゲル読書会は今日でひとまず終了。約4ヶ月ほど続いた。文法にしても内容にしても、それぞれまとまったよいテキストだったと思う。学会でのシンポの話ではないが、「伝統的な美学」というやつに、久しぶりには…

コジェーヴとモーツァルト

■アレクサンドル・コジェーヴ『ヘーゲル読解入門―『精神現象学』を読む』第1章「序に代えて」を読む。 →コジェーヴの立場は、本書の冒頭にもっともよく表れている。 人間とは、〈自己意識〉である。人間は自己を意識し、その意識の実在性とその人間的な尊厳…

パノラマ的に眺めてみる。

■ひとまず、学会発表を終えて一段落。おまけにパソコンも帰ってきた。ということで、ここでまず周りを眺めてみる。へーゲル/コジェーヴ/パノラマ/クレーリー/イヴ・ミショー/民族誌いろいろなカードがある。 →手始めにコジェーヴ(『へーゲル読解入門』…

発表日。

■発表当日 →内容に関しては、また後で考える。質問は大体予想通りだった。いろいろあったけど、今回のような発表形式は初めて(3人まとめて発表)。個人的にはあまりこういうのは好きではない。 あー、もう疲れた寝るよ。 あ、それと、空港で館内放送で呼び…

美学会若手研究者フォーラムに向けて。

いつも以上に時間がありすぎて、なんか変なかんじ。まー今日は原稿をもう一度読んで、後は忘れ物のないようにして寝る。明日は朝が早いのでもう寝る。寝て飛ぶ。 では、

「美学会若手研究者フォーラム」に向けて

レジュメ完成。後は時間をはかって何回か練習してみる。言葉につまらなければ、何とか20分以内で終われそう。あまりあの「チーン」という音は聞きたくない。あれは心臓に悪いよ、たぶん。

発表前になって、なんだか気が抜けてきた気がする。いつも以上によく寝てる。今日は朝からクレーリーを読んで、夜から原稿の脱稿作業。くどい文章を迷わず切る思い切りが大切。そんな感じで、一応20分にまとめることができた。…しかし20分とは、ほんとに短い…

使えないやつ。

■ディディ=ユベルマンの「不定形の類似」、 を読んでみたものの、自分の発表になかなか使いにくい。アラン=ボワが言うように、彼の『ドキュマン』に関する議論は、すべてが形態の類似/人神同形論におわってしまっている。またここではコンタクト(接触)も…

レジュメを作る。後は撮影大会。

今日は「このような」一日でした。

原稿を読んでもらう。自分でも気づかなかったのだが、自分の文章にはクセがある。僕の場合は、「このような」「そのような」「これによって」「その結果」…という具合にやたらと指示語が多い。確かに一文の前後関係を注意して書くようにしているけど、指摘さ…