ユベルマン

ユベルマンに関するもの。
■「形なきものをつつむ」
■『表象のディスクール4 イメージ』の松岡新一郎「記号と徴候」
■「運動としてやまぬ知、知としての運動」逸見龍生訳(新潟大学文学部、平成12年度)
フロイトの理論に基づき、あらゆるイメージを徴候(symptome)あるいは痕跡として捉える。ユベルマン自身、クラウスとの差をはっきりと認識している。ユベルマンは、ある種の記憶、つまり時間を導入することによってイメージを読み解いていく。それゆえ全てのイメージが多様に変形するアンフォルメルなものとして捉えられる。つまり、アンフォルムとは、フロイトの言う無意識であり、その抑圧された無意識が一時的に現れてくるイメージこそが、ユベルマンにおけるアンフォルなイメージ。そのため、本来の形態は、《侵犯的形態》、つまり類似的関係として捉えられる。
対してクラウスは、よりラディカルに捉えている。それゆえ、記憶や感情、意識-無意識などは問題とならない。・・・よくわかったようで、よくわからないのが本音。