ダミッシュ→ドゥニ・オリエ

■ユベール・ダミッシュ"Du mot a l'aspect"を一応読み終える。
(http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2701119219/qid%3D1109258548/171-7582886-0805840)
バタイユの論文「花言葉」(『ドキュマン』)に関する論文。簡単に要約。
バタイユはあらゆる諸現象を言葉[mot]ではなくアスペクトによって捉えようとする(このアスペクトとは、文法的カテゴリーでは「動詞の全過程のどの局面に焦点を置いて、その動きを捉え表現するか」を表す。)。

語[mots]や節の事柄である〈花言葉〉に代わって、様相の言葉[langage d`aspects]――言語[langue]そのものの中にその響きを持ち、ディスクールはその方法によって〈拡大する[amplier]〉――を置く(ダミッシュ)

言葉によって捉えられた現象は、単に人間がその対象に象徴的な意味を与えたに過ぎないもの。それに対して、アスペクトによって捉えられた諸現象は、絶えず多様に変化すると同時に、その目の前にあるそのものとして我々にたち表れてくる。バタイユは、このアスペクトを二つの方法によって説明する。ひとつは実在的現前性[presence reel]、もうひとつは増幅[amplification]。つまりバタイユにとって花のイメージとは、「今」、「ここに」ある花そのものとして我々に提示されるイメージであると同時に、絶えず増幅していくイメージなのである。バタイユのこのような議論は、彼の「アンフォルム」や「低い唯物論」にも適応される。例えば…

宇宙が何物にも似ず、アンフォルム〔informe〕なものでしかないと断言することは、宇宙が蜘蛛や唾にも似た何かであると述べていることに帰着する。(バタイユ「アンフォルム」)

こんな感じ…だと思う。だけどこんなことって別にバタイユだけの議論に限ったことでもないような気がするんだけど(実際ダミッシュはこの論文でウィトゲンシュタインの議論やフランク・ステラの絵画を分析している。)・・・例えばゲシュタルト心理学とか・・・・どーしようか。何だかスッキリしすぎ。

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