美術史学会。

shirime2005-05-29

■美術史学会にいってきました。実際に聞いたのは、パノラマとバタイユ『ドキュマン』(とりあえず、つっこんどきました)。
→『ドキュマン』のテクストとイメージの乖離した関係については、ドーン・エイズかなにかの文章で読んだ記憶がある。問題は、当時の他の雑誌にかんしてこの関係が、どうなのかということ。つまり、この乖離の関係が、『ドキュマン』特有なのかどうかということ。仮にそうであるならば、それをバタイユ(さらに、その他の編集者)の視覚性を証明するものと言えるはず。そうでないならば、さらに別の議論が必要例えば、WWⅠの塹壕経験による視覚性の変容(ブルトンが軍医として戦争に参加したのに対して、バタイユは戦争にはほとんど参加していない。)や、プリミティブアートによる影響など。
しかし『ヴァリエテ』の写真は面白い。一度全部を見てみるべき。…でもやっぱりうちの大学にはない(欲しい、欲しい、ほちい)。