ディディ=ユベルマン

セミの鳴く暑苦しい中、ユベルマン「コンタクト・イメージ」の読書会。
何とか読み終える。
→結論としては、コンタクト・イメージとは手と眼の摸索的な弁証法だということ。つまり、触れるか触れないかの[見るか見ないか]の狭間で揺れ動く視覚的触角[触覚的視覚]、言い換えると、それは決して見ているだけでも、触れているだけでもないようなイメージのこと。…だと思う。
(参考)ボワファールのハエの写真
それと、ユベルマンの議論で問題なのは、一枚の写真を取り巻くコンテクストを完全に無視しているということ。これには注意して読む必要があると思う。
■次「ナナフシの逆説」
→今度はビバリウムかよ。