Annales

■「想像の共同体」を読み終える。言語や写真時計、地図、さらには歴史、記憶/忘却などの様々なメディウム=イメージによって作られた共通のイメージによって思い描かれたものこそが「国民」という定義。論理展開はベンヤミンを基にしたスタンダードだと思う。よき基本書。
で次

アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮

アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮

前とのつながりは特にない。
■Annales
恥ずかしいながら今まで「アナル」と読んでいた。実は1929年の12月に創設されたアナール学派のこと。『ドキュマン』は、同じ年の4月に出版されたそうな。この関係も少し調べることに。
■イマージュ
存在論的/現象的な二項対立ではなくその二つの移り行きの中でイマージュを捉えていく。この二つの対立は同じようにイマージュの次元で色々言い換えることができる。たとえばヴィドラーが例に挙げているような、容器として客体から視覚を中心として空間を捉えていく心理学など。