美学会が終わりまして

美学会が終わりまして、
反省すべきこと。まず今回の発表では、テクスト/イメージの関係を通じてバタイユの『ドキュマン』での実践を明らかにするものであったが、この議論は、あまりに事実的な分析。つまりテクスト/イメージの関係を論の根拠とすることは、「それがどれだけ乖離しているのか?」という実際的な疑問ですぐに頓挫。むしろ逆に、バタイユの議論を論拠とし、テクスト/イメージの関係を分析すべきだということ。結局、バタイユ解釈がまだまだ甘かった問うこと。これはモンタージュの議論や、ユベルマンの引用の仕方にも当てはまる。
後は『ドキュマン』の表象の問題だけではなく、『ドキュマン』を読む/見る身体性(前回はこれをやってみたので、そうではない側面を強調してみようと思ったのだが)
バタイユが考える身体性(アセファル、モンタージュ的接合)などをこの雑誌の表象の中で考えること。
今回は反省ばかしで申し訳ない。