バタイユ/ヘーゲル論1

バタイユ/ヘーゲル
まずは、1930年代フランスにおけるヘーゲル受容の話から。ブルトンヘーゲルをアカデミックな学問としてシュルレアリスムに取り入れたのは結構有名な話。それに対してバタイユにとって、ヘーゲルとはアカデミックなものではない。バタイユにとって「アカデミック」というのは、カントやフランスの実証主義などを指している。そうした文脈のなかで、バタイユヘーゲル弁証法を哲学というよりも、実践的なものとして捉えている。
このあたりでもう一度バタイユヘーゲル論に直接あたることにする。