洞窟絵画

心の先史時代

心の先史時代

人間の心の進化を辿っていく中で、いつ・どのようにして人間が言語をもち物を認識することができるような「認知的流動性」を獲得したのかを明らかにする。簡潔に言えば、いつネアンデルタール人が現代の人間と同じように宗教や芸術などの文化を持つことができたかというもの。
永遠の現在―美術の起源 (1968年)

永遠の現在―美術の起源 (1968年)

1957年の美術講座を基にして書かれた先史芸術の本。

芸術学基本参考文献2

狩猟と編み籠 対称性人類学2 (芸術人類学叢書)

狩猟と編み籠 対称性人類学2 (芸術人類学叢書)

本書は、旧石器時代から現代のキリスト教に至る歴史の中で、イメージの問題を映画的イメージを元にして明らかにするという壮大なもの。本書で面白いのは、イメージの生成の歴史を旧石器時代の記号以前のイメージから記号的、さらには社会的と三段階に分類しているにもかかわらず、ユダヤ教キリスト教)にとってイメージがたんにそうした歴史的発展の中で意味を持つというよりも、むしろ後退的、つまり記号以前のイメージが重要視されているという考え方。つまりモーゼにおける神とは、記号以前の唯一・純粋な神としてあらねばならず、イメージのフェティッシュは決して認められない。だが、それがキリスト教に受け継がれると、三位一体のモデルに象徴されるある種のイメージへのフェティッシュ化が進んでいく。さらにそれが映画産業によってさらに助長されていくという奇妙な事態が起こっている。
…レヴィ=ウィリアムス「流動的知性」というものはどうも納得がいかない。
十戒 [DVD]

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芸術学基本参考文献1

美学―ジェンダーの視点から

美学―ジェンダーの視点から

その名のとおり美学理論をジェンダーを分析をはさみつつ概説するもの。

ルロワ=グーラン

世界の根源―先史絵画・神話・記号 (1985年)

世界の根源―先史絵画・神話・記号 (1985年)

身ぶりと言葉

身ぶりと言葉

先史時代の宗教と芸術 (1985年)

先史時代の宗教と芸術 (1985年)