トーテムとタブー

フロイト「トーテムとタブー」を読み終える。
メモ→フロイトはトーテミスムのアンビヴァレントな原理(恐怖と敬愛)を、精神分析における、オイディプスコンプレックスの原理と同じように考える。フロイトは、このオイディプス・コンプレックスの人間の原初的な二つの禁制――父親殺しの禁止、近親相姦の禁止――に基づき、それがトーテミスムの核心をなす二つのタブー――トーテムを殺さないこと、同一トーテムに属する女性を性的目的に使用しないこと――と一致すると考える。さらにフロイトは、このようなオイディプス・コンプレックスが宗教・道徳・社会・芸術の起源においても見られると主張する。
バタイユと、トーテム及び儀式については以下を参照。http://www.kt.rim.or.jp/~shimirin/y-yoshida/sun2.html
■これで一応フロイトフリークは終了することにする。まだいくつか読まねばならないものがあるのだが…しかし結構長かった・・・次マルセル・モース『贈与論』を簡単に読む予定。だが明日からえべっさんのバイトがあるので当分勉強はお預け。場所は柳原神社(http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou04/0109ke8040.html)。
■"L'Amour Fou: Photography and Surrealism"(ISBN:0896595765)ロザリンド・クラウス〈Corpus Delicti〉を読み始める。