国際展覧会「プレッサ」

shirime2005-07-17

■Jeremy Anysley「Pressa Cologne, 1928: Exhibitions and Publication Design in the Weimar Period」を読む。
公用カタログより(Dr,Ernst Esch)1928年ケルン

国際展覧会「プレッサ」は、世界に報道の文化的経済的意義の理解を与えること、また、その全ての顕現や影響の全体的領域のなかで、さらにその文化的・商業的また政治・社会的出来事との生活関係のなかで報道の生活を理解することを目的としていた。・・・この試みは生産としての新聞や雑誌とは距離を置き、集団生活におけるそれらの意義の現前化へと向かった。

(↓写真ソヴィエトパビリオンの会場(制作:エル・リシツキー))

□[注目点]
ブークローの「ファクトゥーラからファクトグラフィーへ」によれば、
リシツキーは、エイゼンシュテインが映画で行ったような「アトラクションモンタージュ」をソヴィエトパビリオンでの二次元的なグラフィックの展示やまた展示状況に適応させていたらしい。
→『ドキュマン』の写真図版にも応用できるのでは?つまり、ユベルマンの述べる形態の類似(形態の弁証法)の議論に繋がるのでは?
□後最後にベンヤミンを持ってくるのはうまい。

                                                    • -

□参考までに
http://www.think-photo.net/review_translation/text_reading/contest_of_meaning.html