奥崎謙三もの2本。

ゆきゆきて、神軍 [DVD]

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原一男の作品では4本目。奥崎の思想的な内容に関して一言。「知らぬ存ぜぬは許しません。」これに尽きる。内容はさておき、原一男の「ドキュメンタリー映画」という視点から見ると、ほかの作品と比べて少々退屈であったように思う。フレーミングやカットは、一般的な映画法則と変わったところはないように思えた。ロングショットからクローズアップなど、いくつかの編集方法が使われていたが、それほど見事なシーンはなかった。少し期待しすぎたのだろうか。少し残念。僕の中で、原の映画の中で一番よかったのは、やはり「極私的エロス」だった。
神様の愛い奴 [DVD]

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→奥崎が出所してからの映画ということで、前の映画との連続性があったものの、これはひどい映画だった。奥崎の「ゴットワールド」もよくわからなかったけど、僕が言いたいのは、映画として最悪であったということ。以上。相対的に見れてよかったとは思うが、それにしてもひどい映画。
原一男
「さよならCP」に関するもの
http://www.puku-2.com/maneko/tokushu/tokushu8_1.htm