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カンバセーション…盗聴… [DVD]

→コッポラの作品。最初のシーンはイメージとノイズが重なり合わず、多くの場合ズレている。そのズレからサウンド／映像を相互に喚起させ、それを反復させることでひとつの鮮明なイメージ／サウンド＝真実を導くという見事な方法。さらに最初の俯瞰ショットからクローズアップへと移行する中でも、登場人物が特定されずに群集の中へと紛れ込まされていることも同じような「ズレ」を生み出す効果を持たせている。
しかし、最後にはその鮮明なサウンド／イメージ＝真実が自らの精神をも滅ぼすことになる。