オリエのバタイユ論

■オリエ『Against Architecture: The Writings of Georges Bataille (October Books)』を懲りずに読んでいる。
恐らく自分が、オリエの論に馴染めないのは、彼の論が最終的には全部バタイユ自身の問題へと収斂していくからだと思う。よく言えばユベルマンとかクラウスがバタイユ論を展開するときには、良い足がかりとなりうるだろうし、悪く言えば、それ自体は発展性のない本。