エビちゃんシアター的

京都精華大学の授業で発表させていただく。
ゼミの授業と思いきや、大学院の必須授業とういことで、大体30人ぐらいの学生さんに聞いてもらう。何となくは理解してもらえたようである。製作系の人がほとんどなので、逆に後で聞いた感想が新鮮であった。「エビちゃんシアター」は、テクスト/イメージの関係(それと雑誌の構成)を説明するために用意していたが、別の意味でヒットした。「エビちゃんシアター」という雑誌のあまりにも、私的(詩的)空間は、ある種私の考えるシュルレアリスム的なものであり、そうした空間は、多くの製作者にとっても当てはまる。つまり多くの場合製作者には、自分の作品を対象化し、論理的に解釈するという点が欠けている。そうした作品は、ある意味「エビちゃんシアター」的なのである。
いずれにせよ、自分の好きなことで報酬を得るということは単純にうれしいものである。