シュルレアリスムの写真的条件

shirime2004-11-25

研究発表の予行練習を行う。かなりやばい模様…日本語が一番難しい。反省してもう一度クラウスを読み直す。

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シュルレアリスムの写真的条件」
■間隔化・・・ブレヒトが主張するようにダダの写真においては、「何かが積極的に構築されねばならない。」彼らは、イメージの内部で、生産的に意味を構築していく。彼らはその方法として、フォトモンタージュを用いる。フォトモンタージュとは、それぞれの部分が、個々の要素として、相互に作用することによって意味を発生させること。その結果、ダダ写真は、これまでの同時的現前性を破壊する。同時的現前性とは<あるときに現前していたもの>として受け取られていたこれまで考えられてきた写真のあり方。ダダにとっては、その同時的現前性よりもその写真内部に生産的に構築されることによって外部に表れてくるいみが重要となる。ダダの写真は、それぞれの部分が記号的に作用することによって初めて意味を持つものとなる。(▽余白とは何のことか??余白=流動的母型??)
デリダの文章…「間隔化というのは、生産的な、積極的な、生み出す力をも含んだ・・・概念である。散種と同様に、差延と同様に、間隔化はある発生論的なモチーフである。」
■二重化…間隔化(イメージ内部で意味を生産すること)を行いながらも、ダダのようにそれぞれの要素の意味作用を問題とするのではなく、現実と写真の連続性を保つ。間隔化は記号による、生産的操作にもかかわらず、写真のインデックス性によって、シュルレアリスムの写真は、現実の現前生を保つという矛盾したものとなる。それゆえ、シュルレアリスムの写真は、「表象としての現実reality as representation」と呼ぶことができる。
こんな感じでどーでしょうか。
・・・クラウスむかつく。