僕の言いたかったこと。

shirime2005-05-14

■昨日
今期初ゼミ発表。コスースと武満徹ジョン・ケージ。議論としてはそれぞれ面白かった。自分の言いたかった事がちゃんといえなかった。自分のことだけど、もう少し論理的に説明できるようにしたい。ただ僕の言いたかったことは、和音―一音や不確定性などの議論のもう一歩先の答えが聞きたかったということだと思う。何となく、不確定性や偶然性だと言ってしまうと、「その音楽を聞くのは自分だ」ということ、それと「それを聴いて楽しむ」ということが抜けてしまっているような気がしただけ。(・・・やっぱりよくわかりません。)
後は先生と飯。「イデオロギー」という言葉に、もう少し敏感になってみたい。後帰りにスーパーに寄ったら「日本版キャンベルスープ」を発見。

■今日
フィクションの美学』を読んでいるが、なかなか難しい。
セザンヌの絵画を引きながら、芸術描写と現実のモデルとの関係について、

「似ている」ことは、それだけではけっして「代理」(再現・模倣)や「仮象」を意味しない。代理や仮象は、もともと、現実のオリジナルに対する指示(refer,denote)関係をいいたてる、論理的概念である。それゆえ、・・・いわゆる「再現(representation)」という言葉において、・・・「描写(depiction)」のレベルと「肖像(portraying)」のレベルをはっきりと区別することが必要である。

写真の議論にも使える筈だと思う。