ダダとシュルレアリスム

■ダダとシュルレアリスム
とはほとんど時代が異なっていないにもかかわらず、研究者によるアプローチの仕方は、まったく異なっている。その一方は、美術史的な様式なものがほとんどだし、他方は、精神分析が多い。その分析自体が間違っているわけではないが、どちらも極端にそれらの言説を推し進めているから、二つの運動は、まったく一貫性を持ったものとしては扱われず、せいぜいがどちらかの延長線上でしか議論されない。それはそれで問題だと思う。
それとミクシのシュルレアリスムコミュに集まる、「私〜すきです的な」妙な連帯感についても考えなくてはなるまい。