手写真

shirime2007-01-29

■Herbert Bayer
1932『孤独な都会人』。バイヤーによるこの手写真は、シュルレアリスム的なイメージといわれている。だが、この写真は、恐らく単純に不気味なものだなんていうことができない。むしろその眼を持った手は、オートマティスムを実践する手であり、また身体のメトニミーとして超現実的に世界をまなざし、掌握する。