Bataille

マーティン・ジェイ『伏目』を読み直す。シュルレアリスム的写真についてはR・クラウスと同じように考えている。つまり写真を媒体として現実を客観化していく。そこにおいてオリジナリティは消失する。そこで現実は写真によって、即時的ではなく二重化、空間…

バタイユの著作と研究書が紹介されている。 http://www.adpf.asso.fr/adpf-publi/folio/bataille/biblio.html#etudes

■Robert Sasso,George Bataille:Le systeme du Non-Savoir(Paris1978),chap.4知から非−知へ(pp.76-95) 第二節 知解不可能な絶対知 バタイユによるヘーゲル解釈: ヘーゲルによる絶対知は企てのなかでこそ意味を成すような「円環」として考えられている。そ…

Robert Sasso,George Bataille:Le systeme du Non-Savoir(Paris1978),chap.4知から非−知へ(pp.76-95)1節:知の働き ■知(savoir)の3つの機能 事物を列挙し命名することで、事物と自己を獲得する。 自然の所有者、支配者となる。 瞬間の否定、未来への企て…

和田康『歴史と瞬間―ジョルジュ・バタイユにおける時間思想の研究』 を読み始める。(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4874408028/qid=1098957182/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-2318454-2204268) ■問題点 バタイユにおける瞬間《l'instant》→エロティ…

バタイユ理論の基本文献として以下のものを読み始める。 Robert Sasso,George Bataille:Le systeme du Non-Savoir(Paris1978) chap.4知から非−知へ(pp.76-95) 約1ヵ月後に発表があるのでそろそろ気合を入れていれないと…。

バタイユの『眼球譚』(二見書房)に入っている「太陽肛門」・「松果の眼」を読む。ここで二つのギリシア神話が象徴的に用いられている。 ・プロメテウス・・・神の姿に似せて人間を土と水から形作り、人間に味方して天上の太陽の火を彼らに与える。それがゼウ…