2005-01-01から1年間の記事一覧

今問題なのはバタイユを民族誌的な観点から説明すること。今までちゃんとやってこなかった部分でもある・・・どーも進まない。

文化解体の想像力

■対談『文化解体の想像力―シュルレアリスムと人類学的思考の近代』をめぐって →なんとなく言いたいことはわかる。だがどうもそのバタイユのエロティシズムに対して提示された、ブルトンの「愛」というのにはなじめない。

アンフォルム

クラウスの「Corpus Delicti」でのアンフォルム(バタイユ)と「No More Play」でのアンフォルムの使い方の違いがなんとなくわかった。前者の論文はシュルレアリスム写真をバタイユのアンフォルムの考え方に基づいて分析しているのだが、ここで問題なのはア…

修論

■書き始める。何かダラダラと文章が続いている感じがするのだが、ひとまず流れとして一通り書いてから訂正していくことにする。といっても今日はやっと上り口についたところ。

シュトルート

■トーマス・シュトルートのレクチャへ行く。 Thomas Struthのレクチャに行ってきた。年代順に作品を紹介・解説していくのだが、後で研究者に聞くとそれほど特に変わったことは説明していなかったようである。だが、作者と作品と受容(批評)に関しては少し考…

シュルレアリスムと民族誌

■ゼミ ファッションと広告。どちらも結論に至らなかったため、どうも話が同じようなきがしてくる。大体それまでの歴史をなぞって、大体70年代が転換期。その後は…というような感じ。 ■色々シュルレアリスムと民族誌について読む。20世紀美術におけるプリミテ…

『トランジッション』と『ドキュマン』

■Archeo-logies of Modernity in transition and Documents 1929/30 RAINER RUMOLD, Comparative Literature Studies, Vol.37, No.1, 2000 →強引に読み終える。 ・両対戦期間に出版された二つの雑誌『トランジッション』(1927−1938)と『ドキュマン』(1929…

京都

■京都。 授業後、ブログをやっている人(二人)とやっていない人(一人)で、ブログは「何のために書き」そこから「何を読み取るべきなのか」という話になった。客観的な場でありながらも、日常的な内容を書く場でもあるブログは、結局のところ自身の「自己…

論文を読む。

■今頃思い出して、美学会の報告書類を送る。たいして何も変えていないのに、今までほったらかしていた。7000字に絞って読み直してみると、どれも説明が不十分なものになったような気がするけど、もうあまり読み返したくなかったのでかまわず送信。 ■後は論文…

水野晴郎

■水野晴郎×西田和昭講演会(神戸大学六甲祭)を聞きに行く。 http://home.kobe-u.com/rokkosai/2005/top.html テーマはベタな「私の会ったスターたちから学んだもの〜」というものだったが、それは要するに、「シベ超」がパクリの寄せ集めによって製作された…

プロスペクト。

■ひとまず、修士論文の章立てを見てもらい、その後具体的に説明。およそ納得してもらえた。 ■三つ目の論文 Archeo-logies of Modernity in transition and Documents 1929/30 RAINER RUMOLD, Comparative Literature Studies, Vol.37, No.1, 2000 →これを読…

プロスペクトに。

1930年当時、フランスでは民族誌は、戦争の影響と同時に当時の文化を相対的に捉えさせる契機となった。それはよくわかる。だがカール・アインシュタイン関係の著作を読んでいると、話がどうしても民族誌の話に偏ってしまう。そこでは、ボワファールの足の親…

カール・アインシュタイン

■カール・アインシュタイン http://www.carleinstein.de/Bildergalerie.htm ベンヤミンの「複製技術」についてもう一度押さえる必要がある。

京都へ。

■今日は 朝から精華大に行ってコピー(『History of Photography』)して、そこから電車に乗って歩いて京大で授業。長い一日だった。今日は天気もよく少し観光気分で楽しめたけど、やっぱり遠い ■小さな目標 今週末のプロスペクトに向けて、何か書くこと。

装飾的なものとアンフォルム

■“Painting as a Language. Why Not? ” Carl Einstein in Documents,Rainer Rumold, October107,75-94 →ほぼ読み終える。面白かったのは、ユベルマンやクラウスを引き合いに出しながら、視覚的な意味での(つまりアインシュタインにおける)アンフォルムがフ…

ホーム・ページを作る。

ひまなので、ホーム・ページでも作ってみることにした。 http://homepage2.nifty.com/kunihirobai_shirime/ ほとんどまだ今は何もないので、これならただのバタイユマニアみたいだけれど。いろいろ悩んだ結果、まずはバタイユを中心にしてこのサイトを作って…

コジェーヴ

■コジェーヴ 他者の承認の話。主人と奴隷の弁証法のことだが、何か納得いかない。 →①コジェーヴにとって人間的存在を獲得する「死への闘争」がなぜ「尊く」、「高尚」であるのか?②人間的存在が社会を形成するためには、「複数」の欲望がすべて「異なって」…

目標。

ただひたすら翻訳。アインシュタインのもの。三分の二読み終える →ダダなどのアヴァンギャルド「言語論的転換」からアインシュタインによる「視覚的転換」へとつながっていく話。ではここでバタイユはどうなのか?おそらくこの著者は、バタイユの視覚論に関…

ゼミ

■学部生ゼミ1本。映画とメディアについて。 →内容に関しては、前後の文脈の食い違いや、映画の作者−受容者の立場の論じ方の曖昧さなどのたくさんの問題があった。だが方法としては、良かったと思う。というのも、まず自分の立場を明確に規定し、そこから話が…

“Painting as a Language. Why Not? ” Carl Einstein in Documents Rainer Rumold,October107,75-94を読み始める。 →問題は、この著作においてアインシュタインとバタイユの関係でなにが共通で、何が違うのかということ、またこれが他の論者とどうつなげるこ…

また京都。

■京都へ。 イブ・ミショーの著作のタイトルでもある「芸術の危機」というのは、わかったようでわからない言葉。現に今もいたるところに「芸術」は存在している。そのため、実はここで彼が問題とするのは、「芸術の危機」ではなく「芸術〈表象〉の危機」。つ…

修論に向けて。

修論をそろそろ書かないといけないのに、先が全く見えない。今問題なのは、『ドキュマン』がどういうふうにして読まれたのかということ。これは民族誌と雑誌(テクスト/イメージ)の問題でもある。これを考えるためには、どうしてもカール・アインシュタイン…

■ドゥルーズのベルクソンの差異についての文章を少し読む。後はバタイユに関する論文。 両方ともよくわからないまま一日終わり。

「他者による承認」

■コジェーヴ →コジェーヴが「他者による承認」と主張するとき、その他者とは一人を想定しているのか、それとも複数の他者(群集)を想定しているのかということには注意して読む必要がある。ジラールの「欲望の三角形」だと、複数の他者を想定していることに…

オススメ

■朝からバタイユ関連書を読んで昼からパノラマ授業。〔触覚的視/視覚的視〕はいつかやらねばならないな。今はお預け。その後韓国料理。プルコギの案はあっけなく店員に却下され、「オススメ」の韓国鍋になる。でも店員のコメントは前と同じだった(今まで3…

トロカデロ

■次は、トロカデロ民族誌博物館表象の植民地帝国―近代フランスと人文諸科学作者: 竹沢尚一郎出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2001/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る→明日図書館に借りに行く予定。 ■後はひとまずこれ…

エコエコ。

まずは、フランスのエコミュゼについて調べてみる。『エコミュージアムへの旅』驚いたのは、このエコミュゼを提案したのが、『ドキュマン』の執筆者の一人であり、トロカデロの副館長でもあったジョルジュ・アンリ・リヴィエールだったということ。後はフラ…

まずオリエは、この章のタイトルとなっている「〈sur/on〉=〜に関する」の意味について述べる。オリエによれば、〜に関して「記述すること」、「語ること」、「研究すること」とは、その対象にある確固とした形式を与えることを意味している。つまり、ディ…

解説1

■今日はひとまずオリエを読み返す。問題は、バタイユの視覚論なのだが、ここでは全くそれは問題となっていない。この先さらに読み進めようか、それとも違う論文を読もうか悩むところ。 ■1972年のカッセル「ドクメンタ展」とパリの人類博物館について少し調べ…

再びオリエ

■ドゥニ・オリエを読む。Against Architecture: The Writings of Georges Bataille (October Books)作者: Denis Hollier,Betsy Wing出版社/メーカー: MIT Press発売日: 1992/02/25メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る→…