レポート2

■王の肖像と民衆の表象について王の肖像―権力の表象の歴史的哲学的考察 (叢書・ウニベルシタス)作者: ルイマラン,Louis Marin,渡辺香根夫出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2002/10/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見…

レポート1

Giotto and the Orators: Humanist Observers of Painting in Italy and the Discovery of Pictorial Composition, 1350-1450 (Oxford-Warburg Studies)作者: Michael Baxandall出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.発売日: 1986/12/04メディア…

目下フランスの考古学・先史学の歴史を調べている。パリ郊外にある先史美術館で2年ほど前に神父であり考古学研究者でもあったHenri Breuilの展覧会があったようだ。彼は20世紀のフランス考古学の権威と呼ばれた人で、ラスコーの研究にも大いに貢献した。その…

三重県は摩訶不思議な場所

Laurent Olivier,Le sombre abîme du temps : Mémoire et archéologie 2007 考古学とは常に過去の遺物を物質的対象としている。だがこの対象に根拠を置く限り本来その方法の中に矛盾がある。というのも過去の遺物を過去のものとしてはなく、「現在の」過去の…

□参考文献 ミシェル・アンリ『受肉―「肉」の哲学 (叢書・ウニベルシタス)』 醜の美学 ルソーの時―インタラクティヴィティの美学 『西洋美術研究』 →5号・9号にダニエル・アラスの書評が書かれている。 マリオ・ペルニオーラ(Mario Perniola), "Between Cloth…

■シンポジウム イメージによる「証拠」EHESS(4月8日9日) La « preuve » par l’image. Usages rhétoriques et argumentatifs de l’image en science et en droitCentre de recherches sur les arts et le langage (CRAL), CNRS - EHESSMardi 8 avril 2008L…

フリーマガジンBonzoursの関係者に招待されてエロティシズム美術館の特別展「現代日本のエロティックアート展」のレセプションに行ってきた。 http://www.musee-erotisme.com/fichiers/japon-erotica.php?lang=en 東京のヴァニラ画廊が主催しているそうで、…

expo 30年代美術館にて"LES OBJETS DU DESIGN ESTHÉTIQUE MÉDIATIQUE"が行われている。 http://www.annees30.com/モード雑誌L'Officiel de la Modeのアーカイヴ http://patrimoine.jalougallery.com/lofficiel-de-la-mode-archivesp-13-1930.html?gclid=CPiE…

起き上がり

屍鬼〈上〉作者: 小野不由美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1998/09メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 2,926回この商品を含むブログ (68件) を見るこちらに来てくれた方が置き土産として残して行ってくれたものでようやく読み終えた。簡潔に言えばムラ…

■Paris en couleurs 現在オルセー美術館で展示されているレオン・ギンペル(Leon Gimpel)から始まるこの展覧会は、1910年代から現在に至るパリの風景をカラーイメージで展示していくというもの。これまで1910年代の写真はほとんど白黒でしか見たことがなかっ…

■古本屋 Librairie la chambre claire 先日前を通っただけなので、なんとも言えないが写真中心においてあるそうだ。是非行ってみたい本屋。火曜日〜土曜日 10時〜19時までなので時間確認が必要。http://www.chambreclaire.com/ 14, Rue Saint Sulpice 75006 …

■musee 警察博物館[Le musee de la Prefecture de Police] http://www.prefecture-police-paris.interieur.gouv.fr/connaitre/article/musee_en.htm パリの警察署内にあるその名のとおり、警察の歴史博物館。出来事(事件)を語るメディアの変遷を辿っていく…

一足先に『ラスト・コーション』を見に行ってきた。 アン・リーのこの映画は、常にリアルとフィクションというの二つの境界が交差して物語が展開している。舞台となっている上海は日本の占領下におかれ、虚像の権力に反旗を翻す演劇を行う学生が物語の中心と…

モンザン

マリ=ジョゼ・モンザンの『Homo spectator』を読み始めてみる。光の中で生まれてきた生物が再び洞窟の闇の中かに回帰して、壁に自分の手のイメージ(インデックス)を残したのはただ事ではないのだ、というはなし。今日は指導教官と面談の日。広い自宅に招待…

30 jours de nuit

デヴィッド・スレイドのホラー映画『30 jours de nuit』を見に行った。 かなり期待して行ったのだが、期待はずれ。 まず設定は、アラスカの僻地でこれは『遊星からの物体X』を連想させてしまう。ゾンビ(吸血鬼?)はゾンビで『マトリックス』にでてきそうな衣…

Theorie des images

2008年一発目Giovanni Careriのゼミが始まる。ちゃんとついていけるのだろうか…不安。ひとまず紹介された文献を挙げていく。・ユベール・ダミッシュ Théorie du nuage. Pour une histoire de la peinture, Paris : Le Seuil, 1972. ・ジャック・ル・ゴフ Le …

歴史と記憶の狭間のイメージ

André Gunthertの授業がようやくちゃんと始まりだした。 http://enseignements.ehess.fr/ue/960/ 現在におけるイメージとは如何なるものなのかを考察するのがこのゼミの目的だそうだが、そのために彼はこれまでの歴史や記憶の中で残されてきた痕跡としてのイ…

シュプレヒコールの中で

□今日はパリはストの日だそうで、地下鉄やバスはほとんど運行していないよう。学校の授業も変更になっているところもあるようですが、町は比較的静か。 http://www.ratp.com/ ・・・と思ったのは、朝だけで、昼頃になるにつれて、徐々に騒がしくなってきた。僕…

パリだけどロンドン

明日からパリに行ってきます。これは必携書!ですよ。まどろみのロンドン―映画作家の妄想スケッチ作者: 佐藤真出版社/メーカー: 凱風社発売日: 2004/03/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る

■臨時増刊:ヘーゲル特集号現代思想2007年7月臨時増刊号 総特集=ヘーゲル 『精神現象学』二〇〇年の転回出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/07メディア: ムック購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見るバタイユとヘーゲルについての論…

文献紹介

Encyclopaedia Acephalica: Comprising the Critical Dictionary & Related Texts (Atlas Archive, 3)作者: Acephale (Secret Society),Georges Bataille,Isabelle Waldberg,Robert Lebel,Iain White,Dominic Faccini,Alastair Brotchie出版社/メーカー: Atl…

イメージ(論)の臨界――イメージの氾濫を前にいかに思考するか

■こちらで発表させてもらうことになりました。 フォーラムタイトル 「イメージ(論)の臨界――イメージの氾濫を前にいかに思考するか」 日時 2007年8月31日(金)13時から 場所 京都大学大学院人間・環境学研究科棟233号室 http://www.kyoto-u.ac…

小さいときによく可愛がってもらった祖父が亡くなったと連絡をもらったので葬式に出席してきた。93歳でほとんど老衰で静かに臨終を迎えたそうです。夏も盛りの時期だったので、遺体にはドライアイスが大量に着けられていた。そのためか、水滴のついた祖父の…

ストリップキング神戸

夕方から神戸第一劇場へ。いつも以上に盛り上がっていて、場内は満席、立ち見状態だった。初めてストリップ小屋の雰囲気を味わえたような気がする。香版表はありえないぐらいビックなストリッパーたちの組み合わせであったようで、全国各地から応援に来てた…

明日はパンプレデー

ロラン・バルトがこんなこと言ってた。 実際、われわれにとって<ヌード>とはひとつの造形的な価値、あるいはエロス形成的な価値を持っている。言い換えれば、ヌードは常に<形象を表そう>としているのである。ストリップがまさにそうだ。それは、表象のイ…

La Part de l’Oeil

■<La Part de l'Oeil>誌第10号(1994)バタイユ特集号 「バタイユと造形芸術」 オリエ、ナンシー、シュリアなどの著者が論文を寄せている。 http://www.lapartdeloeil.be/part/10.htm

■最後にこれ斬首の光景作者: ジュリア・クリステヴァ,塚本昌則,星埜守之出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/01/24メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (18件) を見る

『美学芸術学論集』第3号:修正と訂正のお願い

■訂正と修正のお願い 『美学芸術学論集』第3号(2007)の私の論文 「ジョルジュ・バタイユにおける形態の弁証法―雑誌『ドキュマン』における「人間の姿」―」 において、引用の間違いのご指摘を頂きました。こちらに修正箇所をあげさせていただきます。 本文39…

開いてみましょう

■次この本を開いてみる開かれ―人間と動物作者: ジョルジョアガンベン,Giorgio Agamben,岡田温司,多賀健太郎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/07/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 20回この商品を含むブログ (43件) を見る極論すれば、本書は動物と…

パルス

視覚論 (平凡社ライブラリー)作者: ハルフォスター,Hal Foster,榑沼範久出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/04/09メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 24回この商品を含むブログ (31件) を見る原稿が止まってしまったので、必死で三宮に買いに行った。表紙…